2016/10/04

Self-Rescue Training


 20161002 sun 大阪府山岳連盟・無雪期レスキュー講習会

大阪府山岳連盟主催の無雪期山岳レスキュー講習会に好人ちゃんと参加。
裏六甲の道場にある百丈岩入り口で鉄骨ヤグラと岩場を使って行われた。
9時に集合して4時半までみっちりガッツリの講習会には40名以上が参加。

無雪期レスキュー講習会は、縦走ハイキングレスキュー(山ガールも多かった)と
クライミングセルフレスキュー(基本コース)と
クライミングセルフレスキュー(応用コース)の3班の編成で進められた。

僕と好人ちゃんは勿論クライミングセルフレスキュー(基本コース)
主にビレー体勢からの自己脱出を何度も繰り返し練習。
ランチタイムは30分も無いスパルタ練習はホントためになります(汗





登攀中にリードもしくはセカンドが落石や滑落などで行動不能になった場合を想定。
宙吊り地点から敏速に自己脱出するノウハウをアレコレ伝授していただく。


クライミングセルフレスキュー(応用コース)では自己脱出後に
要救助者をレスキューするために登り返したり懸垂下降したり
振り分け救助のセッティングなどを百丈岩で練習していたようだ。


僕たちクライミングセルフレスキュー(基本コース)は
百丈岩の入り口にある低い岩場と鉄骨ヤグラで滝汗の講習が続いた。

レスキュー講習会なので「要救助者」って言葉が聞こえてもよさそうだが、
講師達は当たり前のように略して「ヨーキュー!」 「ヨーキュー!」と叫ぶ(笑
山岳会では当たり前の略語なのだろうが不思議なワードに聞こえたよ(汗


リードが落ちた時にセカンドの自己脱出のロープワーク。
セカンドが行動不能になった場合のリードの自己脱出の方法。


僕も好人ちゃんもシングルロープでのクライミングしか経験がない。
当日は勿論ダブルロープなので、アレコレあたふたする二人りであった(笑


僕たち基本コースはパートナーを助けるなどは100年早いわ!コンセプトで進む(笑
まずは自分がテンションのかかったロープから脱出し助けを呼びに行く体(てい)なのだ。


鉄骨ヤグラの前でデイジーチェーンやパスを使って振り分け救助のセッティングを
実演してくださった講師のお二人。そのロープワークのスピードは流石でした!


これは基本的なことなんだけど、もし滑落して宙吊りで意識を失ったとしよう。
その時にチェストハーネスを着用しているのとしていないのでは、
意識ない体の体勢(安定)が全く違うのだ。

ウェストハーネスだけだったら腰が支点になるので上半身と頭は下へダラリと下がってしまう。
それに比べてチェストハーネスを着用しD菅にロープを通しておくと安定感は抜群だ。
下記の写真がそれね。僕はチェストハーネスは所有しているがD菅は持っていない。
これはD菅は買わねばと思うのであった♫


道場にある百丈岩入り口にある大阪府山岳連盟が建てた鉄骨のヤグラは高さが12mほど。
電動ウィンチやデジタル計測器を備えたクライミングの確保訓練用タワー。
ちなみにどこの山岳会でも一日5000円で借りられる。


電動ウィンチで約65kgの砂袋が引き上げる。
トップロープで繋がったビレイヤーは勿論しっかりとセルフを取っている。
リードが滑落(フリーフォール)したと想定して約65kgの砂袋が落とされる。
セカンドはATC等の確保器で冷静にガッツリ止めにかかる。
物凄いテンションが体に伝わる。不意ではない。落ちるのが分かっていても難しい。
好人ちゃんは腕力も脚力もヤワではない。むしろ強い部類だと認識している。
滑落を止めた経験が無いとはいえ、これだけ吹っ飛ばされるのだ!
セルフが伸びきり助けられた感じだ。かなり衝撃的なシーンだった。
実際には支点などで衝撃は緩和されるのだろうが、とても良い経験ができた。


その後は自己脱出するためにサクサクと手順を踏んで行く。
だが多くのギャラリーが見守る中で冷静にセルフレスキューするのも緊張する。
好人ちゃんの後に体験した僕もあまりの衝撃に一瞬、頭が真っ白になった。
緊張プラス軽いパニックで次の手順が頭から消えそうになる(滝汗


高さ約12mの頂上から約65kgの砂袋がフリーフォールするのも圧巻だよ♫
電動ウィンチであげてフリーフォールさせる。そしてビレイヤーが吹っ飛ぶ(笑
それをもう何度も何度も時間のある限り順番に続ける。
だが午後からも鉄骨ヤグラに西陽が当たって暑い暑い!


終礼では各班が集まり本日の講習内容と反省などが行われる。
相変わらずのスパルタ講習会が僕は大好きだ。
今日もまた有意義な一日を送ることができた。
大阪府山岳連盟の講師の方達には感謝します。


下山(講習会)完了ということでプシュッ!の儀を粛々と執り行うのであった♫
次回は積雪期のレスキュー講習会かな?
休みが合えばまた是非とも参加したいと考える。

6 件のコメント:

  1. こんばんわ!koujin001です(^_^)v

    マジでとめれる気151%もあったのに
    あれだけぶっ飛ばされるとは想定外で僕もパニ食っちゃいましたよ。
    普段こんなの経験できないからいい機会だった。
    自撮りいつのまに・・・(笑)
    ダブルロープに少し手間取りましたよね・・・
    10月は何かと予定が合わないけど11月によろしくね!

    お疲れさんでした!

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  2. 着々と訓練が続いてるねぇ~

    凄く良い事やと思うわ!
    文中で控え目なコメントでパートナーを助ける等~って書いてるけど、こうやってしっかり講習を受けてれば万一の時に意外と冷静に頭で整理して出来るようになるよぉ!
    僕もガイド協会の講習、検定でやるけどこの手のレスキューはようやく余裕をもって対処出来るよいになった!
    でもまだ直接身体に関係するFAについては、おろおろしてしまうから駄目だねぇ(*_*)
    自己脱出方法から要救を振り分け方式で引き下ろしたり引き上げたりビレイヤーのテンション経験なんかも慣れだからね(^_^)/
    チェストハーネスに使うカラビナはちょっと高いけどペツルのオムニがお勧め(^_^)
    我々はスクリューロックの方だけど4,300円もしやがる~(@_@;)

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  3. えれぇこった2号2016/10/05 15:35:00

    凄いでせね!!
    私も前々から参加したいと思いながら見てます!!
    totoちゃんが来年ガイド関係で山岳会に入らないといけないみたいで
    それまで待てって言われてます!!
    何度も何度も練習しないとすぐ忘れちゃうから、歳はとりたく無いものだ(>人<;)

    クライミングも、命がかかってるから道具がいっぱいいるし
    高いから大変だ!!

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  4. 好人ちゃん

    勝手に動画アップしてごめんやで〜
    あまりに真剣な感じが逆に緊張感を醸し出してるよね(笑
    僕かて大いにパニクって頭の中が真っ白になりそうやったよ(爆
    そやけどほんまにええ経験ができたね♫
    たまには自撮りもアリかなぁと・・・(笑
    慣れないダブルロープは難しかったね!
    11月の縦走は快晴であってほしいよね♫

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  5. totoちゃん

    チャンスがあれば旺盛に訓練参加してるよ!
    やっぱり現役バリバリの山岳会の講師に教えてもらうのは意義があるよ!
    怒鳴られるし、厳しいけどね(笑
    またそれがええねんけどね。
    僕は自己脱出だけでもまだまだオロオロしてしまうわ〜(汗
    要救助者の振り分け方式などは今後の練習課題やわ。
    ペツルのオムニ・・・マジで高いねー!!(泣
    そやけど命のためには必要なギアやもんね♫

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  6. kakaちゃん

    kakaちゃんだけでも大阪府山岳連盟のパーソナル会員になればいいのにね!
    そやけど来年、totoちゃんが山岳会に入らなければいけないのなら、
    それを待つのもアリやね。
    クライミングは復習も反復練習もせなすぐに忘れるもんね・・・
    でもって命を預ける道具の高い事!高い事!
    ほんま大変やわ〜

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